呼吸器内科|緩和ケア 折口内科医院・広島

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関節リウマチ

2008 年 12 月 8 日

最近の数年間(3年程度)で、治療法がガラッと変わった疾患の一つが、関節リウマチです。3年くらい前までは関節リウマチと言えば何十年間も痛みで苦しみ、次第に進む関節の変形で日常生活は大変不便な病気でした。なおる、ということは期待しにくかった病気でした。以前の治療法は痛み止めから開始し、じょじょに抗リウマチ薬を上乗せしていく、という方法が一般的でした。

2007年頃から関節リウマチ治療についての考え方は全く変わりました。『関節リウマチによる骨関節の破壊を食い止めるためには、発病早期に強力な治療を行わなければならない』、ということが判明したのです。また逆に、発病早期であれば、「完治」することも夢ではない病気となりました。リウマチを悪化させる物質を抑える「新しい薬」が開発されてきたのです。

現在の標準治療では、発病後できるだけ早期に抗リウマチ薬を使用します。それでも不十分とみれば、この「新しい薬」を使用します。(場合によっては、最初から「新しい薬」を使用することもあります。)この新しい薬は、生物学的製剤と呼ばれるもので、抗TNFα製剤(3種類あり)または抗IL-6(インターロイキン6)製剤(1種類あり)です。

しかし、良いことばかりではありません。抗リウマチ薬では、肺障害が生じやすく、注意が必要です。また抗TNF薬は免疫力を低下させてしまうため、肺結核に注意が必要となります。いずれも呼吸器の病気であり、今やリウマチ治療は呼吸器内科の関与なしではできなくなってきています。また治療薬の価格が非常に高価である、というのも大きな欠点です。すぐに高額医療制度の対象者になってしまうほどです。

完治を目指すためには、発病後2年以内、できれば半年以内には「新しい薬」を開始することが必要です。関節の痛みをがまんするのではなく、早期に専門医を受診しましょう。
長く関節リウマチで苦しんでおられる方の場合、完治は望めないかも知れませんが、「新しい薬」は病気の勢いを抑えることができるかもしれません。


当院でもリウマチ治療に対応しています。
お近くのリウマチ専門医は、日本リウマチ学会ホームページなどで検索できます。
http://www.ryumachi-jp.com/index.html


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