呼吸器内科|緩和ケア 折口内科医院・広島

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食物アレルギー

2009 年 8 月 20 日

食物のアレルギーのある人は、けっこう多いです。
アトピー性皮膚炎の子どもさんの場合には、しばしば原因除去が必要で、食事制限を受けた方も多いかもしれません。
しかし、アトピー性皮膚炎の場合には、大きくなるに従って食物制限は緩和することが多く、成人のアトピーではほとんど食事制限はおこなわずにすみます。
 
成人で多いのはエビ、カニなどのアレルギーです。
原因を避けるしか方法はありません。
スーパーなどで購入する食品には食品成分表示されていますので、確認して購入しましょう。
和食などの高級料理店では、エビを隠し味として使用していることが多く、見た目ではエビとわからないので注意が必要です。
お店の人に「エビアレルギーなんですけどエビ使ってますか?」と聞くか、そうでなければ高級店には行かないという防衛策となります。
エビ入りスナック菓子も、油断しないで避けましょう。
 
花粉症の人は食物アレルギーを合併していることがあります。
口腔アレルギー症候群OAS( oral allergy syndrome) と呼んでいます。
原因になるのはトマト、メロン、キーウィ、りんご、バナナなどが多いです。
原因となる食べ物を食べると唇が腫れ、のどのかゆみ、のどが詰まった感じ、吐き気などが短時間で出現してきます。
ひどくなると、嘔吐、呼吸困難、喘息、下痢などがおこることもあります。
花粉症は成人になって出てくることも多く、ある時から 前述の食品を食べるとおかしい、以前は好きだったのに、ということになります。
「子どもの頃から この果物はキライ」 という場合は、実は好き嫌いではなくアレルギーだった、ということもよくあります。
キライな食品は無理に食べさせないほうが安全です。
御心配な方は、一度 当院(アレルギー専門医)を受診してください。
 
喘息患者さんの約半数は、アルコールで症状が悪化します。
アルコールアレルギーのこともあるし、そうでない場合もあります。
思い当たる人は検査が可能ですので、御相談ください。
 
とくに用心が必要な食物アレルギーがあります。
ハチアレルギーで説明した 「アナフィラキシー」 がおこることもあるのです。
食物では、ソバ、小麦、ピーナツ類などでアナフィラキシーショックをおこすことがあります。
また、食べただけでは何ともないのに、食事直後に運動することで発病することもあります。(運動誘発性の食物アレルギー)
アナフィラキシーの症状はハチアレルギーと同じです。
年間10名程度は亡くなられているようです。(ハチアレルギーの項目も御覧ください)
 
ソバアレルギーの人は激烈な症状をおこします。
ソバは食品成分表示もされてはいますが、実は各種調味料のなかに混ぜられていることもあるので いつ口に入ってしまうか わからない状況です。
麺をゆでる鍋や道具がウドンとソバで共有されている場合にはウドンを食べているつもりでもソバの成分・断片が混じっていてアレルギー症状がでることもあります。
ウドンとソバの両方を提供している店での食事は注意が必要で、そうした店では麺類は食べないほうが安全です。
 
ソバ、小麦、ピーナツ類のアレルギーでは、アナフィラキシーをおこす患者さんが特に多く、症状も重いので用心が必要です。
それ以外の食品によるアレルギーでも、一度でも救急車で運ばれた体験のある人は、アナフィラキシーをおこす危険性が高いと考えておく必要があります。
ハチアレルギーと同様に、自己注射 エピペン(R)を持ち歩くほうが安全です。
エピペン(R)処方は、講習を受け登録した医師のみが可能です。
当院で御相談ください。


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